宮近整形グループとは

障がいのない世界をつくるという使命

キッカケは、事業承継という問題

私が、宮近整形外科医院に入社した当時は経営的に傾き始めてました。
世間的に在宅医療への関心が急速に高まっていたので、手術をしない有床診療所という形態のクリニックは時代に逆行していたのです。
慢性的に出続ける赤字。30年以上やってきたことを急に変えるというのは父一人ではできなくて、もはやどうすることもできないといった状態でした。
長男である私が医師ではないため、家業を継ぐことはできません。
廃業か、存続か。生きるか、死ぬか。という究極の選択を父は一人で背負って身動きが取れなくなっていたと思います。

一方の私はと言うと、父と母が二人三脚で作り上げてきたクリニックを廃業させるのは嫌だという単純な動機に突き動かされて存続の道を探り始めます。
「本当に街の診療所ができることは少なくなってきているのか?」「これからの時代に必要とされる診療所とはどんなものなのか?」
デジタル化が進む世の中で、人と人との繋がりをアナログで大切にする診療所はこの地域から淘汰されるはずはない。
これからも必要とされるはずだと思いました。

人材は人財

まだまだ、やれることはある。改革のやりがいがある。
そう信じて自分が走り出すことが社員の雇用も守ることにつながるはずだ。と思っていました。
「雇ってやっている。」「みんなの生活を守っているのは私」なんて、とんでもない思い違いをしていたのかも知れません。
理想と考えていることをメンバーに語り、実行することばかりを求めました。
もちろんそんな無能で医師でもない二代目おぼっちゃんに付いて来れるはずがなく、多くの失敗をし、たくさんの退職者を出してしまいました。
今思い返すと当時の私は高慢で、人として最悪だったと思います。

そんな時、私を変えてくれたのは父が育てたメンバーでした。
どんな状況であっても、実直に患者様に向き合い、私が理想と掲げることを実行しようとしてくれるメンバーの姿がありました。
私が支えているのではなく、私が支えられていると気づきました。
私は大切なことを忘れてしまってました。
私が見ていたのは、「ただの数字」でした。
私が見るべきだったのは、患者様とのつながり、メンバーの未来でした。

自分たちで事業を立ち上げてきたという実績が私たちの自信

自分の人生を預けてくれているメンバーの未来は、事業の多角化で明るくさせる。
そう決心して、デイサービスを皮切りに本業であるクリニック以外の事業に乗り出しました。
不思議とできないかも知れない。
失敗するかも知れないという否定的な意見はなく、次々と事業を立ち上げて成功させていきました。
経験のない介護や福祉の分野への挑戦です。
そう、挑戦する気持ちだけは、どこにも負けないという自信になりました。

価値観が共有できる人と仕事がしたい

私たちは、「障がいのない世界をつくる」という企業ビジョンを掲げ、「自律を支援する」という支援のスタイルを確立しつつあります。
看護やリハビリは手段。
目的は、障がいのある人も、ない人もともに生き、働く世界こそが障がいのない世界ではないかと考えているからに他なりません。
その実現に向けて、オペレーション力の強い組織をつくっていくために、行動指針としてMSG WAYをメンバー間で共有するようにしています。

大切なのは、諦めないことだと思います。
プロフェッショナルとして「やり抜くこと」。
できなかったら、どうしようと考えるのではなく、できたらどうしようとワクワクする。
その意識が重要だと思います。
このような価値観を共有できる人と一緒に仕事がしたい、と考えています。

2021年4月
宮近整形グループ
代表 宮近 亮至

宮近整形グループの企業理念と使命

変化し続ける人口構造で多様化する医療・介護・福祉のニーズをそれぞれがバラバラにサービスをすることでは対応できなくなっていると考えております。
医療・介護・福祉の連携を超えた融合として私たちの挑戦が始まっています。

グループシナジー

Empowerment Supportリハビリテーションを核としたグループのシナジー

医療法人 宮近整形外科医院は院長(現理事長:宮近信彦)が平成2年より、19床の整形外科有床診療所を開設したことにより始まりました。
以来、一途に地域に根ざした整形外科分野の医療を提供してきました。
近年では、目覚ましい少子高齢化による地域社会の変化に、私たちの理念に基づきながら介護や福祉の事業などへ多角的に参画しました。

各チームの使命

宮近整形外科医院

あなたらしく地域で生きる社会の実現を目指します

当医院は、整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科の専門医院として、また地域のホームドクターとして診察を行っております。
診察に関しては、整形外科一般と老人医学、脳血管障害、脊髄小脳変性症等の神経疾患を中心にリハビリを行っております。また、最近では脳性麻痺を中心とした小児神経疾患にも力をいれております。
診察を受けるに際して、いろいろ不安をお持ちの患者様の悩みや御相談にも丁寧に答えて、安心して診察を受けられる医院を目指して、今後ともスタッフ一同、日々頑張って行きたいと思っております。

院長宮近 信至

短期入所施設 ひまわり

困った時の駆け込み寺であること。

ひまわりは保護者様の病気やその他の理由により、心身に重度の障害を持つ児童の介護が難しくなった場合に、当該障がい児を一時的に施設でお預かりして、障がい児およびその家族 の福祉の向上を図ることを役割としております。

診療部 看護師長石橋 朋美

企業主導型保育 みらい園

みらい園保育方針

  1. 子どもが自発的な活動、子供が主体的に関わる環境を用意します。
  2. 年齢や発達など一人一人の違いを個人差ととらえそれぞれに必要な援助を行います。
  3. 他者との関りのなかで個々の違いを認め合い、その関りから学んでいけるようにします。

訪問看護ステーション いぶきの風

いのち、暮らし、尊厳を守り支える看護

訪問看護ステーションいぶきの風は、ご自宅へお伺いし、医療的なケア、医療機器の操作方法、緊急時の対応などのアドバイス、在宅での日常生活にかかせない動作訓練を中心に支援をしております。
また、地域の放課後等デイサービスへ訪問し、医療連携を通して医療ケアが必要なお子様への看護も行っております。

一般チーム主任赤嶺 裕美

放課後デイサービス みらいのいぶき

子どもたちの成長・成功を通して、保護者様へ貢献する

学校通学中の障がいをもつお子様が、放課後や夏休みなどの期間において生活能力の向上の為の訓練や集団生活への適応訓練を行います。
私たち放課後等デイサービスみらいのいぶきでは、放課後の居場所づくりを用意し、お子様達の健全な成長を目的とした自律を支援しております。

みらいのいぶき新宮 所長柴田 謙一

質の向上を目指す取り組み

3つの「密」を避けながら再開

efforts 01症例報告会

教えて、学ぶ。

ほぼすべてのスタッフが順番に、仕事を通して学んだことや気づいたことなどを発表します。
まさに教えて、学ぶということを実践しております。
※2020年6月からウェブ上(zoom)で開始しております。

efforts 02経営計画発表会

毎年の決算時期に合わせて経営計画発表会を行って、全スタッフと目標や方向のすり合わせを行います。
もちろん来賓をお招きして、厳粛な雰囲気の中、本気でやります。

efforts 03社長勉強会

良い仕事をするには、スタッフの会社への信頼度や制度への納得感 が欠かせないと思います。そこで社長が定期的に企業理念や経営の計画、人事制度などの説明を行います。
普段顔を合わせないスタッフと対話をする大切な時間です。

グループ概要

グループ名 自立支援 宮近整形グループ
代表者 宮近 亮至
所在地 〒813-0044
福岡県福岡市東区千早1丁目6-10Google Map
グループ法人 株式会社 宮近整形グループ
株式会社 POSITIVE GREEN
関連法人 医療法人 宮近整形外科医院
事業内容 医療コンサルティング
整形外科クリニック
児童福祉事業
訪問看護・リハビリテーション事業
名称 株式会社 POSITIVE GREEN
代表者 代表取締役 柴田 謙一
所在地 〒811-0125
福岡県糟屋郡新宮町三代西1-1-7 エルヴェール新宮1-DGoogle Map
TEL/FAX 092-692-8976 / 092-692-8806
事業内容 児童福祉、企業主導型保育
ホームページ http://www.m-ibuki.com/
代表メッセージ
代表取締役
柴田 謙一

こども達は「まだ見ぬ可能性に」満ちあふれています。
「障がいのある方もない方も共に働き、共に活きる地域社会の実現」に向け、ご家族様の愛情と志を共有するスタッフとで「お子様のみらい」を創造し続けます。

名称 医療法人 宮近整形外科医院
訪問看護ステーション いぶきの風
代表者 宮近 信彦
所在地 〒813-0044
福岡県福岡市東区千早1丁目6-11Google Map
TEL/FAX 092-672-0071 / 092-672-1358
事業内容 整形外科クリニック、訪問看護ステーション、短期入所施設
ホームページ

クリニックhttp://www.miyachika.com/

訪問看護ステーションhttp://www.ibukinokaze.com/

代表メッセージ
代表
宮近 信彦

地域に根ざしたホームドクターとして、不安や悩み、ご相談にも丁寧に答え、患者様が安心して診察を受けられるよう努めております。

沿革

  • 平成2年
    個人クリニック宮近整形外科医院 開業
  • 平成7年
    福岡市東区名島から現千早1丁目へ移転
  • 平成9年
    法人化し、医療法人宮近整形外科医院へ
  • 平成12年
    通所リハビリテーション事業開業
  • 平成25年
    自律支援
    宮近整形グループ 発足
    訪問リハビリテーション事業 開業
    通所介護事業 株式会社 Global Destiny 設立
    デイサービスセンターうたし 開業
  • 平成27年
    訪問看護事業をみなし指定から介護保険事業者指定へ変更
    訪問リハビリテーション事業も統合し、
    事業所名を「訪問看護ステーションいぶきの風」へ
    放課後等デイサービスみらいのいぶき宮近整形外科医院3 F にて 開業
  • 平成28年
    児童福祉事業
    株式会社 POSITIVE GREEN 設立
    放課後等デイサービスみらいのいぶき新宮 開業